youthful days~男女7人青春物語~
「蒲生先生、来客です」

次の授業の準備をしていた時、他の先生に声をかけられた。

「来客?」

そんなものは、今日はなかったはずだ。

蒲生は首を傾げながら職員室を後にした。

「弘一」

「――杏夜…」

来客用の玄関に立っていたのは、杏夜だった。

「…何しに、きたんだよ」

突然のことに蒲生は戸惑った。

「あのね」

そんな彼を無視して、杏夜は話を切り出してきた。

「妊娠したの」

一瞬、彼女が何を言ったのかわからなかった。
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