youthful days~男女7人青春物語~
莉緒が握手を求めるように、自分に向かって手を差し出してきた。

蒲生はふうっと息を吐くと、
「お前も、自分の力で家族と向きあえ。

そして友達も作れ、北原」

莉緒と握手をした。

「もう、ここへは本当に用がある時にしかきません」

そう言った後、莉緒は微笑んだ。


最後の最後で、いつもと違う彼女を見せられた。

「――向きあうしか、ないな」

言い聞かせるように呟いた後、蒲生は椅子から立ちあがった。

彼女も彼女なりに、決着をつけるだろう。

だから自分も、はっきりと決着をつけよう。
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