宿題するから利用して
やっぱりさっき遠慮せずにキスでもしてやればよかった。
そうしてあの子が俺を拒絶する分だけあいつが悲しくなるならば、
違う意味で笑える手応えがあったというのに。
俺にはいつもの声に聞こえる。
それ以外の声など聞いたことがない。
どうして嫉妬は終わらないのか、
花粉のように一定の量が体内に蓄積されるとただひたすら辛抱するしか道はないのだろうか。
世の中の三角関係に悩む奴を叱る恋の仙人が居るならぜひ俺を諭してほしい。
『自分の方が幸せにできるのに』
『自分があの人ならもっと愛してあげるのに』
『こんなに自分は好きなのに』
これらは一見、一途で一生懸命な片思いに感じるだろう?
俺もそうだった、ついさっきまでは。