宿題するから利用して
『俺さー?、毎日毎日幸せで怖いわ、これリアルホラーだから』
砕けた口調の黒い髪をした少年の隣に居る不自然に明るい茶色い髪をした少年と目が合った俺は、
なぜか咎められている気がして、あの時すぐに焦点を絞り変えた。
今考えても、その理由はよく分からない。
前髪をつまみ手悪さをする近藤洋平は誰にも話す隙を与えずお喋りを続けた。
『てかあれだよ、お前ら結衣サマんこと大好きだなーめっちゃ語りますね、はは。まあ、可愛いもんな? ありゃあ可愛いよ罪、仕方ないよな。
だからってあれだ、皆さんで共有したくねぇよ。ワガママ洋平ちゃんの完全受注販売なんで。ふ、意味不』
へらへら調子良く笑い、可愛い可愛いと自分の彼女を誇張して褒めるため、とてつもなく嘘臭かった。
けれども、毎日を充実させているのがよく分かったから、非常に羨ましかった。