五里霧中




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どうしたもんか。


コレ、置いていっていいのかなぁ。


でも間違えると後で酷いしっぺ返しがくるからなぁ。


どーしよーかなぁ。


僕はしばらくクロの寝顔を眺め、フッと小さく微笑んだ。


まぁ、いっか。


このまま寝かせておいてあげよう。



クロの頭を愛撫してから部屋を出る。


頭の中を占めるのは80%がまた下らない思考。


でも今回だけは放置プレイだ。


だって今日は少し機嫌がいいからさ。



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