五里霧中



大丈夫、大丈夫。


そう言葉にするたび、僕の背中には重い罪過が積もっていく。


なにが大丈夫だよ。


なにが違うんだよ。


全て本当のことじゃないか。



君は失敗作で、



僕等は悪じゃないか。



< 132 / 351 >

この作品をシェア

pagetop