五里霧中



「大体、なんでお前そんなに痩せてんだよ。気持ちワリぃ」


「ママにご飯もらえねーのか。母ちゃんにもいじめられてやんの!」


「それなのにユリ先生といつまでも話しやがってよ」


「ユリ先生は心配してんじゃねーんだからな!仕事で仕方なくやってんだからな!」


そういうことか。ボクはやっと理解した。


要するに大好きな先生がボクにばかり構っているのが気に食わなかった。


たったそれだけのことで、ボクはこんなにも罵倒されてるんだ。


そう思うと、なんだかこめかみ辺りが熱を帯びてきた。


久しぶりに怒りを感じた。



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