五里霧中



クソガキ三人組はビクリと肩を震わせる。


ボクの反発にそこまで驚愕されても、逆にこちらが困るんだけど。


「いちいちいちいち、くどくどくどくど。

なんなの、キミたち。この暑さで頭溶けちゃったんですか?」


喧嘩腰の言い方にはさすがにカチンときたらしく、ガキ大将が不満そうに声を荒げる。


「んだと、おまえ生意気なんだよ!お、オレ知ってんだからな!おまえが、」


そこまで言ったところで何故かガキ大将の顔に自信が灯った。


あの男と同じ、虫けらを見下すときの優越感に満ちた顔だ。



「お前が、親に捨てられたって!」



その言葉を聞いた瞬間、世界が暗転した。



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