五里霧中
「……っクク……アハハハハハハッ!!」
思っていた反応と違い、ボクが大声で笑いだしたことでそいつは大分驚いている。
得体のしれないモノを見るような視線でボクを貫いてきた。
「そうだよ、ボクは確かに捨てられた」
初めて知った、そんなこと。
「キミたちの愚鈍な親と違ってボクの親は賢俊だったみたいでね。
すぐにわかったんだよ。子供がどれだけ邪魔なものなのか」
信じられない。信じたくない。
「ボクみたいな子供、誰だって捨てるさ。だってこんなに醜悪なんだ!自分の子供だなんて思いたくないだろう」
違う、ボクが言いたいのはこんなことじゃない。