五里霧中



食事は外に捨ててきたから、伯母さんはオレがあれを食べたと思うだろう。


それでもピンピンしていることには驚くかもしれないけど。


虫とか、動物の死骸を入れられたときよりはマシだ。


あれは考えただけで吐き気がする。



ベッドに横たわり、今までにあった『オレ殺人計画』について振り返る。


引き取られて最初の頃は、まずご飯の量が少なかった。


子供だから、とかそういうレベルじゃない。


一口分にも満たないような米が一日一回出されるか、否か。


でもその作戦はオレが外食することによって失敗に終わった。


当たり前の結果だ。


馬鹿なのだろうか。


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