五里霧中




僕には彼女が全てで、彼女には僕が全てで。


その周りには何もいらない。


そんな歪んだ価値観が僕等を鎖のように巻きつけて、気が付いたら雁字搦め。


出口の見えない迷宮に迷い込んだ気分だ。



それから僕は思ったんだ。


逃げられないのなら、逃げなきゃいい。


離れられないなら、離れなきゃいい。


怖いなら、怖がってればいい。



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