五里霧中



だからこんなんになっちゃったのかなぁ。


自分に似た境遇の子供たちをかき集めて、集団暗示みたいなことしちゃって。


傍から見たら新手の宗教みたいじゃないか。



それなら僕は教祖で、あの子たちは教徒。


いいねー、それ。


ひどく歪曲していてとても僕好みだ。



僕が説く神様にあの子たちが感銘を受ける。


そしてあの子たちの誰かがまた違う人間に、僕の語る神を伝える。


どんどん輪は広がって、取り返しがつかなくなって。


そんで僕は―――



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