五里霧中



ぐっと地面を踏みこみ、跳ねるようにレイに近付く。


レイの反応が早ければ、銃弾は僕の体を突き抜けて昇天。


もし僕の動きが速ければ、レイと僕の未来を救うことができる。


はてさてどうなるか。


元々僕は足が速い方じゃないから自信ないなぁ。



一か八かでレイの懐に踏み込む。



「うおぉぉぉぉおぉおおおおっ」



さよならグッバイ、子供のボクちゃん。



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