五里霧中



「―――ふー………」


そこまで考えて、深く溜息をつく。


今まで僕がしてきたことの意味なんて、きっとないんだ。


その場しのぎのお節介のせいで、今こんなことになってるんだ。



それなら、僕が責任を取ろう。


あの子たちを最後まで守ろう。


大人の勝手な理由で壊れてしまった子供たちを、



いい加減、自由にしてあげよう。



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