My Little Girl(加筆修正中)
今日は体育祭。
なんで俺、こんだけ出なくちゃいけないんだ。
100㍍、クラス対抗リレー、騎馬戦、クラブ対抗リレーのはずが、ピンチヒッターで200㍍迄。
男女二人三脚もって言われたど、それだけは断固拒否!
代わりに謙介だ。
女絡みは謙介に任しときゃいい。
開会式から順調に進んでいった。
――
―
次は…アズ達の100㍍だ。
――
―
アズの番だ。
「亜澄ちゃん、短パンじゃないんだ」
色ぼけ謙介が残念そうに呟く。
「膝に傷があるからな」
「…ごめん」
しおらしく謝る。
「フッ いいさ。本人もそんなに気にしてない」
「お前が気にしてんだろ、事故のこと」
「……」
「お前なぁ、24時間ずっと亜澄ちゃんに付き添うのは出来ないんだ、分かってっか?」
「…あぁ」
「お前がその事故をいつまでも悔やんでると亜澄ちゃんが可哀相だぞ」
「……」
「もし、もしな、その時一緒にいたとして事故が防げたか?もしかしたら、お前が轢かれてバスケが出来なくなったら、亜澄ちゃんが苦しむ事になるかもしれないんだぞ。お前、そんな事を望むか?」
「馬鹿な!」
「そうだろ。亜澄ちゃんも一緒だ。お前が悔やんでるのなんか望んじゃいねぇよ。そんなお前を見てる亜澄ちゃんの方が辛いと思う」
「… 謙介」
「うん?」
「ありがとな」
「フッ 亜澄ちゃん走るぞ」
なんか、重荷が少し取れた気がした。
「位置について」
トラックに目を戻し。
6人中3位。
まぁまぁか。
アズも笑って、こっちに向かって手を振ってきた。
謙介が振り返してる。
――
―
俺は、100㍍は1位
200㍍は2位
クラス対抗リレーは1位
騎馬戦は、まぁそれなりに。