My Little Girl(加筆修正中)
帰り道
途中で山崎先輩と別れ、今は奏ちゃんと2人の帰り道。
「奏ちゃん」
「ん?」
「山崎先輩だけじゃなく、他の部員にも見ないでって言っといてよ」
「何も知らんのに見に行くなつったら、反って見に行くぞ。知らんふりしてる方がいい」
「そーかな。ま~私はね、最悪見られても仕方ないけど。大原君が」
「大原?そういや内緒とかって言ってたな、あいつ何やるんだ?」
「……」
「アズ」
「う~ん、内緒なんだけどなぁ」
困ったなぁ。
「言わなきゃ見に行くぞ」
奏ちゃん意地悪だ。
「…じゃあ、耳貸して」
耳元でそっと
「…!」
そりゃ驚くわね。
「…ブァハハハ…」
「奏ちゃん、奏ちゃん、 そんなに笑わないでも」
大原君が可哀相だよ。
「絶対、みんなには言わないがいいな。特に謙介が知ったら、ずぇーたい見に行くぞ 。ハハハ…」
「そうでしょ?だから内緒ね」
奏ちゃんは頷きながら
「でも俺も見たいかも」
えっ?
「駄目、駄目だよ絶対!約束したんだからね。破ったら口聞かないから」
「はい はい」
まだ笑ってる。
「奏ちゃんにもクッキー焼いたげるね」
「クッキーよりも」
「うん?」
「コロッケ作って。久しぶりにアズのポテコロ食いてぇな」
ニコッと笑顔で言われたら
「う~ん、分かった」
「マジ?サンキュー」
奏ちゃん嬉しそう。
「うん。学祭終わったら作るね」
こっちもニッコリ笑顔になるよ。
美味しいポテコロ作るからね。
【田沢亜澄side 終】