My Little Girl(加筆修正中)



水族館に着いて

「久しぶりだね」

「そうだな」

前に来たのって中学2年の時だっけか、確か。

奏ちゃんと一馬と3人で来たんだ。

いつだって3人なんだもん。

ウフッ だけど今日は2人だけ。

「何、笑ってんだ?気色悪い」

へっ?

気色悪いって…

「ほら、アズ行くぞ…ん?何 むくれてんの?」

「気色悪いって」

「言葉のあやだろ。マジにとんな」

「……」

「ふぅ~ お嬢様、私が悪うございました。二度と言いません」

わざとらしく お辞儀までして。

絶対悪いって思ってな。

プイッと奏ちゃんから顔を背け

えっ?

あ、あれは…

「アズ、もういいだろ」

唇に指を当て

「しー!」

「ん?」

怪訝な表情の奏ちゃんに入り口の方を指差す。

奏ちゃんが振り返り

「け、謙介?」

「うん」

山崎先輩だけならこんなに驚かないけど…

横に女の人がいる。

山崎先輩からは私達は死角になっているので見えない。

私達は、じーと2人を見ていた。

――




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