My Little Girl(加筆修正中)



「奏ちゃん」

「ん?」

「お腹空かない?」

「そうだな」

携帯を見ると12時回ってる。

「昼飯にすっか!」

「うん…あっ、今日はラーメンとかカレーとか駄目だわ。着物汚しちゃう」

「だな。じゃあファミレス行くか」

「うん。あそこならなんでもあるしね」

ファミレス、ファミレス…って…この辺あったっけ?

――



暫く歩いて、漸く発見。

わっ、並んでる。

「どうする、並ぶか?」

「奏ちゃんさえよければ並ぼ。慣れないから疲れちゃった」

「大丈夫か?」

慣れない着物と履き慣れない草履で疲れたみたいだ。

待合の椅子に座り

「大丈夫だよ」

俺の耳に口を寄せ

「だって、奏ちゃんに着物着てるとこ見せたかったんだもん」

真っ赤になって囁く。

そんな事…こんなとこで言うなよ。

「フッ」

「な、何?鼻で笑って」

睨んでるし。

「馬鹿アズ、笑ってねぇよ」

「嘘だぁ!笑ってるし」

「お前、声でけぇんだよ」

へっ?てな顔して周りを見回してる。

誰も俺達を見てはいないが人は大勢いる。

それに気付いて恥ずかしくなったのか俯いてしまった。

ほんと…分かりやすい奴!



< 325 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop