My Little Girl(加筆修正中)
アズ…歩くのが遅くなってる。
「しんどいか?」
「へっ?ううん」
「歩くのが」
アズが赤面しながら
「ち、違うの」
「何が?」
「今、食べ過ぎたから…帯で圧迫されてるみたいなだけだから」
単なる食い過ぎか。
「電車 乗れるか」
「大丈夫」
なんとか電車に乗って、家の最寄り駅まで帰って来た。
「ふぅ~ほんと混んでたね」
帰りの電車も凄い混雑。
電車を降りてホッとした。
「真っ直ぐ帰るか」
「散歩しながら帰りたい。運動になるし」
「ハハハ… 動かないと晩飯食えないもんな」
「……」
睨んでる。
「回り道して帰るか」
「うん」
俺の手を掴み…
「奏ちゃん」
「ん?」
アズが、また赤くなってる。
「どうした?」
また爆弾発言する気か?
「うん、あのさぁ」
「ん」
何を言う気だ?
俺の手を掴んで、じぃと見てるし。
手に何か付いてたか。
「こ、こ、恋人…」
恋人?
アズと視線を合わせ
アズは真っ赤になりながら
「こ、恋人…つ、繋ぎ…」
恋人…繋ぎ…?
恋人繋ぎ?
「へっ?」
アズは完熟トマトになってる。
何がそんなに恥ずかしいのか…
「こ、恋人繋ぎって知ってる?」
声も小さくなってる。
「何だ、恋人繋ぎって?」
アズが『ふぅ~』と息を吐き
「あ、あのね、真理ちゃんに教えてもらったんだけどね」
北本にか。
「ん」
「恋人繋ぎって…こんなふうに…お互いの指を…絡める…の」
俺の指と自分の指を組合せてる。
「これがね…恋人繋ぎって言うんだって」
アズも恥ずかしいか知れないが…俺も、かなり恥ずい。