My Little Girl(加筆修正中)



「あの、山崎君」

「はい」

「亜澄を呼ぶ前に…あなたに聞いておいて欲しい事があるの」

「はい?」

なんの話しだ?

「亜澄は…小さい頃から、なんでも親の私達より奏ちゃんに話す子だったの。嬉しい事も悲しい事も相談事も」

「……」

「そりゃたまには、喧嘩もしてたわ。でも…」

「今回みたいなのは…」

「はい」

「原因も、何もあの子は話さない。ただ、部屋に閉じこもって泣いてるだけ…」

「はい、俺が二人に聞いても、何も…ただ、奏は自分が悪いの一点張りだし、亜澄ちゃんは泣くばかりだし。今日も会ってくれるとは言ってくれましたが、話してはくれないと思います」

「多分、そうでしょう。会いたくないって言ってるけど…好きな気持ちに変わりはないと思うのよ」

「はい」

「今、無理に奏ちゃんに会わすとあの子…パニック起こすと思うの。奏ちゃんや私達が大事にしすぎたせいね。ちょっと…脆い処があるの」

確かに亜澄ちゃんは繊細だ。




< 366 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop