My Little Girl(加筆修正中)
「奴が言うにはアズが、男と一緒にデパートにいたと…てっきり俺だと思ってたらしいが」
「亜澄ちゃんが、男と?」
親戚か何かと違うのか?
「アズと、その男は仲良さそうに…アクセサリー売り場にいたって」
「アクセサリー売り場?」
「あぁ。何か2人で選んでたらしい」
「親戚か、何かじゃないのか?」
亜澄ちゃんにだって親戚の男くらいいるだろう。
「アイツには、年齢の近い親戚の男とかいない」
く、詳しい。
「ちょうど俺くらいの年格好の男らしい。だから俺だと思ったんだ」
「……」
「べつにアズが…知り合いの男と一緒に買い物してても構わない。ただ俺に何も話さないから…」
結局、ジェラシーじゃねぇか!
はぁ~
コイツ、亜澄ちゃんのこととなると…
「笑いたきゃ笑えよ。自分でも呆れてるよ」
自嘲気味に笑う。
「亜澄ちゃんに聞けばいいじゃないか?」
「……」
「奏」
「聞こうとしたさ。だけど」
「だけど?」
「俺がまるでアイツを信じてないみたいで束縛してるようで…そんな自分が、嫌で…どうしようもなくて苛々して…訳が分かんなくなって気が付いたら」
また、頭を抱える。
「気が付いたら襲い掛かけたと…」
「あぁ」
はぁ~
どうしたらいいんだ?
「お前…何で、亜澄ちゃんに聞かなかった?信用してないとか思われんのが嫌だからだろう」
「……」
「信用してるとかしてないじゃなく…お前、亜澄ちゃんに嫉妬してるのを見せたくないだけだろうが!」
「謙介?」
「亜澄ちゃんに、格好悪い自分をさらけ出すのが嫌なだけじゃないのか?」
「……」
「あくまでも亜澄ちゃんの前では、ヒーローでいたいんじゃないか?」
「謙介?」
「まぁ、聞けって!」