My Little Girl(加筆修正中)
「あっ、香苗先輩」
私を見て亜澄ちゃんが声をあげる。
3人組は気まづい様子。
まぁ、そうだわなぁ。
「亜澄ちゃん、クラブの時間よ。遅れると仲秋君 が心配するわよ」
然り気無く仲秋君を強調すると
案の定、3人組はビクついた。
私は あくまでニッコリスマイルで。
「はい すみません。今行きます」
亜澄ちゃんは謝るし。
いやっ、謝ることじゃないし。
「じゃあ 悪いけど一足先に行ってて」
この言葉に3人組はおどおどし始めた。
この高校では私はなぜか恐い(失礼な)噂がある。
この噂ちょっと利用させてもらおう。
「はい。じゃあ、先輩方失礼します」
丁寧にお辞儀をして去って行くのを見送り
「ごめんなさいね、お話しの邪魔しちゃって。 亜澄ちゃんが遅れると仲秋君のご機嫌が悪くなるのよ。亜澄ちゃん、あんな調子だから心配で心配で仕方ないみたいなの。分かってあげて。 この頃 亜澄ちゃんが仲秋君に付き纏ってるって噂あるようだけど、あれ反対なの。仲秋君が亜澄ちゃんにベッタリなのよ。なんでも 子どもの時からですって。 だから、お願いね」
仲秋君、ゴメン!
3人組は顔を赤らめてる。
そして…