My Little Girl(加筆修正中)



帰り道


アズは、今にも泣き出しそうだ。

手を引き家近くの公園に。

ベンチに座り

「アズ」

「ご、ごめんなさい。あんなこと…言っちゃって。んなの前で…ごめんなさい」

あ~ぁ、遂に泣き出した。

「アズ、泣くことなんかないだろう。俺、俺な、…嬉しかった。お前に、その大好きだって言われて」

アズがひょいと顔を上げ俺を見て

「奏ちゃん」

アズの涙を手で拭いながら

「ごめんな。ほんとは俺から言わなきゃいけないのに…お前に言わせちまって。アズ…俺な…お前の事が好きだ!お前が言ってた妹じゃなく…その女としてのアズが好きだ!」

「奏ちゃ~ん」

ますます泣き出した。

どうすりゃいいんだよ。

アズを抱き寄せ、頭を撫で

暫く、そうしてると…

「私も、私もね 。ヒック…奏ちゃんの事ね、 ヒック…好きなの…兄貴としてじゃなくて好きなの…そ、奏ちゃんが大好きなの…誰よりも…ヒック…」

しゃくり上げながら言ってくれる。

「分かった。分かったから」

いつ泣き止むんだろう?

俺にしがみついて泣き続ける。

嗚咽してる。

はぁ~

俺は天を仰いだ。




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