俺が堕ちた……相手は王子?
「助かったわぁ~」
「ってかお前、毎日こんなんな訳?」
誰もいなくなったのを見計らってすっかり普通に戻る透。
「ヤバいやろ??」
「でもまぁ……この朝夕だけ乗り切ったらいいやんなぁ?」
なんて思っていた俺はめっさ甘かった訳で……。
「マジで?これ田中が??」
そう……ミツの手に握られたラブレター。それはクラスメイトの田中からで……。
「つまり、クラス内でも二人はラブラブじゃなきゃダメって事やんな」
相沢のその言葉に我に返る。
俺が俺でいられる場所は……今後どうやらこの4人の部屋以外無くなったらしい。
今になって、亜美の事が懐かしくなる俺やった……。