Dream
~先生と歩む未来~
高木さんは静かに私の左手にハンカチを巻いてくれた。
「・・・高木さん??」
『・・・何があったの???』
私は微笑みながら
「大した事じゃないですよ。」
『無理しなくていいよ・・・
泣きたい時は泣けばいい。
長原さんに作り笑顔なんて似合わないよ・・・』
「・・・うぇ・・う・・うぇぇ・・」
私が泣いていると高木さんは静かに私の事を抱きしめてくれた。
優しくて温かかった。
私はこの温もりが欲しかったのかもしれない。