月夜に舞う桜華



雰囲気が違う。


「ただ適当に想像して言って相手の神経逆撫でする。目の色が殺気が変わった瞬間を見るのが好きなんだよ」


適当に言えば一つは必ず相手にとって触れてほしくない部分に当たる。


「………趣味、悪い」

「そう?よく言われる」


誰しも触れられたくないものはある。
それを適当であるのに言い当てられ、平静でいられることはないだろう。
条件反射に体は心は、過剰に反応してしまう。


恐らく、適当等といいながら彰真は相手を分析しながら言葉にしているだろう。


敵に回したくないタイプの男だと思った。


「椿は、俺の言葉じゃなくて話す事事態にキレたみたいだけど」


今回は外れたみたいだなぁっと彰真は残念そうに言った。


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