アクシデントな恋
一つの結末


美里はしばらくの間、愛に支えられる形で泣いていたが…急に顔を上げると


「あースッキリした。
愛さんごめんなさいm(__)mそれと、ありがとう。
自分のBirthday Partyの日、龍に言われたの…
<ケジメを付けに来た。>って…
その時解っていたのよ。
でも…信じたくなかったの、龍が私から離れるはず無いって自信があったから…
それからの龍は…何をするにも寿麻さんを見ていた。解っていたのに、認めたくなかったのよね。
寿麻さんにはとても酷い事をしたわ…」


美里は優しい笑顔を愛にみせた。


そんな美里に

「それが本来の美里さんですよ。この大学のミス西城はやっぱり美里さんですよ…。」


「ありがとう。
そんな事を言って貰えるなんて…。
でもね、やっぱり今年のミスは愛さんよ。」


「なんか、可笑しいですね…お互いに誉めあって」


愛が言うと
二人は顔を見合わせながら笑った。


その後、コーヒーを飲みながら色々話をしていると、大蔵の秘書が来て美里を大蔵の元へ連れて行った。
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