友達と親友と俺

―健太視点―


その頃、健太は自分の部屋にこもっていた。



健太ママ「健太~ご飯よ~。早く食べにおいで。」

健太「…。」



リビングからお母さんが呼ぶ声がするが、全く食欲がない。

今日はご飯食べなくてもいいや。


そして、あの時の山田さんの台詞を思い出す度に俺は泣きそうになる。


…辛い。



『ガチャッ』


健太「!!」

晃大「よう、健太ご飯だぞ?」


なんと、晃大が勝手に部屋に入ってきやがった。しかも悪びれた素振りも見せずに平然と!



晃大「…はぁ、いつまでくよくよしてんの!?健太本気で好きだったんだな!」

健太「…。」

晃大「…てか、なんか喋れよ!俺話すの得意じゃねえんだから、どちらかというと苦手だし。」


今は、喋る気力すら湧いてこないんだよ。晃大にこの気持ち分からないと思うけど。


晃大「でも、今時健太みたいなやつ珍しいな!1人の人にベタ惚れ、しかも初恋が中3だしよ。」

健太「…。」
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