ぼろぼろ家出ねこ
「やだ。」

そう言うと男は
あたしをだっこして
押し入れに入る。

なっ!
押し入れにいれて
どーすんの?!

「希咲ー!」

あ…!

「りょ…!」

とたんに口が手によって押さえられる。

今両手と口が自由に動かない状態。

ガラッ………



あたしたちがはいってる押し入れの部屋に涼が入ってきた。

お願い………!涼!

押し入れを開けて…!

< 205 / 221 >

この作品をシェア

pagetop