後ろ姿
俺は夜ももう遅かったから寝ようとした。
でも隣でひっくと泣いているような声がしたから俺は柳瀬に声をかけた。

「起きてたのか?」

と声をかけたが、柳瀬は何も答えなかった。
もう一回声をかけると震えた声で返事をした。
明らかに泣いているみたいだったため、気になってもう一度声をかけた。
すると柳瀬は震える声で返事をした。
俺はその声を聞いて泣いていることを確信した。
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