『K』
次の日、優太と一緒に私の実家に向かった。

『。。はぁ、やべぇ緊張する。。』

優太は車を運転しながらソワソワしている。。

『大丈夫だよ♪ママもパパも喜んでくれてるんだから』

『あぁ。。』

まだ緊張してるみたい。
私の実家は車で30分もかからない。

家に着いた。

『はぁ~ぁ』

優太が車を降りると深呼吸をする

『だから!大丈夫だってば(笑)』

『おう。ちょっとタバコ吸わせて』

優太がタバコを吸い終わるのを待ち、家に入った。

『ただいま~♪』

『おぉ!マユちゃん~今日来たの♪』

ママが小走りで玄関へ走ってきた。

『初めまして。桜井優太って言います。いきなりすいません。。』

優太が頭を下げ挨拶をした。

『はじめまして!どーぞ中に入って♪』

ママは快く迎えてくれた。

リビングへ行くとパパが座っている。

『パパ~ただいま♪』

『マユ~おめでとうなぁ♪あっ、これが彼氏か?』

『あっ、はい桜井優太って言います今回はいきなりですいませんでした。。。』

優太の緊張がMAX

『どーも。』

パパも少し緊張。。

優太とソファーに座る。
『マユ!お腹大きくならないうちにドレス着なきゃね♪明日にでも式場見に行こうよ♪』

『ママ、早いよぉ!(笑)』

『早くないわよ!ちゃんと結婚式はしないとね♪』

『。。はは(笑)』

優太もあまりの早さの展開についてこれない。

『いやぁ~でもなんかもうパパもおじいちゃんになるのかぁ。。(笑)』

『そうだよ!おじいちゃん♪(笑)』

『アハハ♪(笑)』

『優太くんのご両親には報告したの?』

ママが尋ねた。

『いやぁ、まだです。これから言うつもりです。ただ、親は離婚してて片親なんです。。すいません』

優太が申し訳なさそうに話した。

『あ~そうなの大変ね~』

『そうなのかぁ!』

ママとパパはそれ以上何も言わなかった。

結局そのままいろんな話しをして、久しぶりにママの夕飯を食べ、優太の緊張もほぐれ、子供の名前の話しとか結婚式の話しとか。。
話しが尽きなかった。。

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