『K』
『マユ~♪そろそろ起きて準備するわよ~』

ママが朝からはりきっている。
昨日の夜もずっとパソコンで式場を探していた。

(どこに連れて行かれるんだろう。。。)

私も起きて、準備を始めた。

『ママ~どこに行くの?』

『いくつか素敵なホテルを見たから安心して♪』

『。。あんまり高いのはやめてよ。。』

『何言ってるのよ!一生に一度しかないんだから、ケチったらダメよ』

『あ~そぉ~苦笑』

『それに、彼は片親でしょ?お金なんて無いだろうからうちが全部出すんだからママが決める権利があるわ♪』

『。。。うん』

確かに、優太の家は片親だしお金の面ではうちが負担するしかないなぁ。
まぁご祝儀でママに返せばいいっかぁ。

『マユ、着物はきたい?』

『嫌~あんな顔白く塗ったら気持ち悪いから(笑)ドレスだけでいいの♪』

『。。そうね(笑)』

私達は準備を済ませ、ママが調べた、いくつものホテルに向かった。

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