『K』
『アミ、私頑張って言えるかも。。(泣)』

『。。うん頑張って伝えて欲しい(泣)』

私はケータイを取り、優太に電話する決心をした。
たとえ、どんな結果でも。。
私は優太が大好きだから。。。

アミが私の手を握っていてくれる。。

私は深呼吸をする-

ふぅ~。。
(大丈夫。。大丈夫。。)
私は自分に言い聞かせ[発信]ボタンを押した。
トュルル。。。トュルル。。。

『。。はい?』
(。。優太がでた!?)

私はあまりの緊張で声にならない。。

『。。。。』

『。。。。なんだよ?』

少しイラついてる感じ。
(やっぱり終わったんだ。。)

私は怖くて苦しくて涙がでる。。

『。。。(泣)』

『どーしたんだよ?』

『。。。(泣)』
アミが横で強く手を握った。

『泣いてちゃ、わかんねーよ』

『。。。この前は本当に。。ご、ごめん。。なさい(泣)』

『。。。。あぁ』

『私ね。。。優太のこと、。。(泣)』

『。。俺さぁ今友達と遊んでるんだよね?』

優太が電話めんどくさがってる。。(泣)

『。。ごめん。私優太のこと。。好きだから。。。好きなの。。(泣)』

『。。もうおせーよぉ』

ツーツーツーツー。。

一方的に電話を切られた。

電話で話した優太は付き合ってた頃の優太とはまったく別人のように。。

涙で苦しくて。。息ができない。。

失ったものが、こんなにも大きすぎる。。

アミに抱かれたまま。。
私は涙で真っ暗で。。

もうずっとここから抜け出せない、そんな気がした。。。
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