超草食な僕とギャル彼女。
「部屋行こうか」
げっ、こっち来る。
「稜ちゃんの部屋
どんな感じ?」
「俺の部屋?普通だよ」
2人が喋っていた
おかげで僕は
見つからなかった。
僕の部屋と稜の部屋は
隣同士でもともと
1つの部屋だった。
1人部屋が欲しいと
言ったときの為に
部屋のあいだで
仕切ることの出来る
構造になっている。
そのため壁が薄く
音楽の音が漏れて
くることもしばしば。
稜が大きな声で
電話をしていれば
丸聞こえってわけだ。
喋り声くらいなら
全く聞こえないのだが。