超草食な僕とギャル彼女。

「部屋行こうか」


げっ、こっち来る。


「稜ちゃんの部屋
どんな感じ?」


「俺の部屋?普通だよ」


2人が喋っていた
おかげで僕は
見つからなかった。


僕の部屋と稜の部屋は
隣同士でもともと
1つの部屋だった。


1人部屋が欲しいと
言ったときの為に


部屋のあいだで
仕切ることの出来る
構造になっている。


そのため壁が薄く
音楽の音が漏れて
くることもしばしば。


稜が大きな声で
電話をしていれば
丸聞こえってわけだ。


喋り声くらいなら
全く聞こえないのだが。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop