オレの杞憂
青木はすぐに席に帰っていった。
ーーなんかすげぇな、この情熱…。ーー
オレが分厚い台本に圧倒されてたら、今度はゆきの友達がやってきた。(名前は知らないけど。)
「ゆーきーっ、王子役ぴったりじゃん!!楽しみだよぉ。」
「だよねっ!!それにさ、身長もしゅんよりデカいから見た目にもばっちりってかんじ♪今、何センチだっけ?」
「……、あははっありがとう。176cmに突入だよっ♪」
ーーあ……。
今、傷付いた顔した…ーー