オレの杞憂

教室に戻るとゆきが既にいすに座っていた。



「あ、しゅん。お互いに大変だね。」


『だ、な。』


ーーこれは予想外のゆきと2人っきり!
なら良かったんだが、あいにく鬼青木がいるからなー。ーー


『はぁ。』


「こーら、しゅん君?なにため息なんかついてるの?今日やれなかった45ページからいくわよ。台詞合わせだけだから。はい、スタート。」

ーーそこから小1時間、青木の檄が飛びやむことはなかったーー

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