こねたぼっくす
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文化祭当日、幼馴染みの果恵に頼んで美華ちゃんを買い出し係にしてもらった。
俺が言ったら怪しまれるし。
でもって、クラスの奴等にも2人をくっつけるように協力してもらった。
奴等も斗真の純粋な恋に胸を打たれたのか、快く引き受けてくれた。
もちろん、前ならそうはいかなかったのかもしんねぇけど。
斗真が美華ちゃんをどう思ってるかなんて、もう全員が知っていた。
来る者拒まず去る者追わずな斗真に好きな奴が出来たのが嬉しいらしい。
それに本人には避けられてるんだ、面白くて仕方ない。
つーわけで、俺は1人で回りますか。
誰が好き好んで好きな子が他の男といるとこ見るかっつーの。
俺そこまでMじゃないし。
「あ、廉!」
「んー?…あ、果恵。どうかした?」
「九条ちゃんは買い出し係にしといたから!」
「そ、さんきゅ」
早歩きで進むけど、果恵も小走りで着いてくる。
別に俺はバカじゃないし、果恵の気持ちには気付いてる。
けど何も言われないから知らんぷりしてるだけ。