資料室での危険な恋
「えっ…?」


私は恐る恐る先生の顔を見た


すると先生がにっこりとほほ笑んで


「その飛行船あげる いらなかったら好きにして?」


思いがけない言葉だった


「えっ?」


「いらない?」


「いやっそうじゃなくって…せっかくの飛行船なのにいいんですか?」


「あぁいいですよ 今日坂本さんに見せたくて作ったものだったので」


先生はまたにっこりとほほ笑んで見せた
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