運命の初恋愛
#04 【恋の予感】
『毎日来ます』


とは言ったけど、どうしよう。


何の知識もない私に、何が出来るんだろう?



だけど、見てみたい。
足長さんの、笑顔――。


聞いてみたい。
足長さんの、声――。




「ダメですか?」

ちょうど、足長さんを迎えにきた清先輩に、お願いした。



「うーん、そうだな……」

先輩が考え込む。



「分かってます。無理なお願いだって事。でもっ、どうしても何かしたいんです」


「木崎?」



「私、2時に仕事が終わるんです。その後ここに来て、先輩が迎えに来るまでの間だけ、私にリハビリを手伝わせて下さい」


「木崎……」


「お願いしますっ」



ペコリ。
頭を下げて、必死にお願いする。


と――。



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