小悪魔メイドはエリート社長様専用
話しながらも栗原は安定した運転で会社に向かう。


「お前…京大卒らしいな~」


「それが何か?」


「俺を敵対視しているのは…俺が東大卒だからか?」


「敵対視とは心外ですね…まあ~俺ならもっと…メリットのある結婚を選びます」


「……メリットね~」


俺もまさか美古と結婚を真面目に考えるとは思いもよらなかった。



確かに…美古と結婚しても…何のメリットもない。


「そもそも結婚にメリットは必要か?」


「それはすべてを持ってる…あなただから…メリットが必要だとは考えないんでしょうね」




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