愛し過ぎたから


つまり、私はこの二人の人形になるっていうこと……?


いいように弄ばれて?



イヤイヤイヤ!!全然イヤ!!


山井だけでも嫌なのに……。


私の中で恐怖が2倍にも3倍にも膨れ上がった。


『大丈夫だよ、優しくするからね。』


『そうだよ……キミさえ大人しくしてれば、大丈夫だから。』


悪魔のような微笑みを浮かべ、二人は距離をつめてくる。





『いやぁぁぁ−−−!!』



そして私の恐怖の時がはじまったのだ。




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