不思議な話
看板を見て通り過ぎようとしたのに何かにひっぱられている感覚に陥る。

って振り返っても誰も居ない。


酔っぱらってるかと思ったが老婆の店の目の前から離れられない。


雅は、買ったら帰れるのかなぁって思い老婆に


「時計を下さい」
って黒い財布から千円冊を3枚、渡した。

「どぉぉぉぞ。
素敵な事がおくれますよ」

しわくちゃの顔が一段としわくちゃになって言ってる。

雅は、時計を着けた途端に老婆の店から解放され気が付いたら雅の部屋でパジャマを着て寝てた。


一体、真っ直ぐ帰れたんだろうか。

ふと腕をみると老婆から買った茶色の腕時計がはめられている。


財布の中は居酒屋以外に3千円無くなっていた。


事実を物語っている。
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