ずっとずっと大好きな人
なんだか、嬉しい。

大地くんの事、いつも悪く言うから完全に嫌っていると思っていた。

でも、剛はちゃんと大地くんの良い所も分かっていたんだ。



まだ小学1~2年生の頃、剛が楽しそうに大地くんの事を話していた姿が、鮮明に蘇ってきた。



剛の楽しそうな笑顔が見たくて、私は大地くんの話をいろいろ話していたんだよね。

あの頃と変わらないんだ、本当の剛の気持ちは……。



「なんだよ、ニヤニヤして」

私が昔の剛を回想していると、いつの間にか私を見ていた剛が眉間にシワを寄せて言った。



「あのね……小さい頃、大地くんの事を話す剛が楽しそうで、もっと剛が楽しくなればいいなぁ、と思って大地くんの話をしていたのを思い出していたの」

「……えっ?」

「えっ?」



剛がすごく驚いたので、逆にこっちも驚いてしまった。


< 174 / 464 >

この作品をシェア

pagetop