天使を射止めよ、男達!!2nd
「…そんなに見て、楽しいか?小僧」
「…はい!!すごく…美味しそう…♪」
「…そうか…。…………ほら」
「…!!ありがとうございます♪」
……牧野、嬉しそうだな。
口下手な牧野は、滅多に人と話さない。
けど、紫雲のキラキラした目にやられたみたい(笑)
紫雲は、牧野から受け取ったお肉を、笑顔でパクパク食べている。
お、美味しそー…!!
「ねーね、神田っ私も食べたい!!行こっ!!」
「え?うわっちょっ昴様!!」
私は神田の手を引っ張り、牧野の元へ向かった。
「牧野〜!!私も、お肉〜!!」
「…昴嬢か。じゃ、焼くから待ってな」
「うん!!あ、神田のもね!!」
「…あぁ。浅葱もな」
牧野は私の言葉にフッと笑い、食材を手早く調理してくれた。