天使を射止めよ、男達!!2nd
そして、空を仰ぐと、
「うわぁ〜!!ほんとだ!!すごく綺麗な星!!都会じゃ見られないなんて…残念だねー」
満天の星達が、まばゆいばかりの輝きを放っていた。
「…ほんと。綺麗だ…」
ふと、そう呟いた紫雲を見てみると、銀色の髪がサラサラと靡き、星が映ったようにキラキラ光っていた。
「うーわーっ…こっちも綺麗ー!!」
サワッと紫雲の髪を撫でるように耳に掛けると、紫雲はくすぐったそうに目を細めた。
「…え?俺の髪、何かついてる?」
そしてすぐに自分の髪を触りだす。
「違うよ!!星が紫雲の髪に映ったみたいだったから、綺麗だなーって!!」
にこっと笑いながらそう言うと、紫雲はフッと口元を緩めて笑った。