天使を射止めよ、男達!!2nd
少し思い出に浸りつつ、
「ちょっと待っててね?」
私はドアに向かって話し掛け、外に出る準備を始めた。
「…ん」
夜だし、まだ肌寒いよね?
とりあえずカーディガンでも羽織っておこう。
私はさっさと着替え、待っている紫雲のもとへと駆けた。
ガチャッ
「紫雲?お待たせ…」
ひょこっと顔を出してみると、私に気付いた紫雲が、
「……昴…」
ふにゃっと笑った。
か、可愛い…///
少し頬を染めつつ、私は恥ずかしさから、
「はっ、早く行こっか!!」
紫雲の腕を取った。
「…へ、ちょっ…昴…!!」
そして、紫雲の驚いたような声が聞こえた。
けど、お構いなしにズンズン歩いて外に出た。