ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣



「優衣、ホテル着いたから。起きろ。」

「ん…?」





はっ!




あたし寝てたのか…。





昨日汐莉のせいでいろいろ考えて寝れなかったから…。





「ほら、髪ひどいぞ。」

「あ…、お、おう。」





駿が髪をなおしてくれた。




うー…。




意識すんな、あたし!





「行くぞ。」





そう言って駿はあたしの荷物まで持った。





「あたし自分で持てるぞ?無理すんなって。」

「あのなぁ…。こうゆうのは俺に任せるもんなの。」

「なんで?」

「…いいから。」





よくわかんねぇ。




けど、軽々持ち上げてる駿がかっこいい。




何しても様になるなんてムカつくな〜。






チェックインを済ませて、部屋に向かった。





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