ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「…広い…。」

「あの二人がとった部屋だからな。」

「くそ、金持ちめ…。」

「あの二人が金遣い荒いんだよ。」





ふーん。




たしかに駿とか宇佐が贅沢してんの見たことねぇな。





「なんで駿は贅沢しねぇの?」

「んー…なんでだろうな。昔からあんま欲が強い方じゃねぇからかな。」

「そうなのか?」

「多分な。」





だから優しいのかもな。




…あれ。




今普通に話せてた?





「優衣、飯食いに行くか。」

「あ、うん。」





ホテルの1階にあるレストランに行った。




結構うまかった。





部屋に戻って順番に風呂はいって顔洗って…





「じゃ、おやすみ。」

「うん、おやすみ。」






…普通に駿は寝た。




…なんだよ!




なんも心配なんてなかったじゃん。




って、なんの心配だよ…。





地味に恥ずかしい…。





うん、よし。




じゃああたしも寝よう。




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