ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
屋敷について、車から降りた。





「お、優衣おかえり。」

「ただいまー。」





すれ違う組員はみんな挨拶してくれた。





今日初めて会う人は自己紹介してくれた。





部屋に入って鍵をかけ、着替えた。




今日もケンカ三昧だったな…。






喉乾いた。





あたしは部屋を出てキッチンに向かった。





クソ広い屋敷だな、ここは…。





でもキッチンへの道は覚えた。






キッチンに入って、優衣と書かれたコップに水を入れて飲んだ。





ちなみに。





コップはここに住んでない人の分も含めて人数分ある。





一つ一つ名前入りで。






コップを洗って拭いて、元の位置に戻した。





そして部屋に戻ろうとすると、超背の高いイケメンが立ってた。






「お前か、優衣って。話通りの美少女だな。」

「えっと…?」

「俺は山寺雅弥。昨日は1日中寝てていなかった。」




1日中…。




すげぇ…。




って、そこじゃなくて!!






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