ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「山寺?」

「あぁ、俺は駿の親父さんの弟の子供。つまり従兄弟。年は駿と同じ。」





そう言いながら冷蔵庫を漁ってる雅弥。





こいつ…自由人か?






「あ、魚ソーセージある…。じゃ、これからよろしく。」





雅弥は魚ソーセージを振りながらキッチンから出ていった。





自由だな…。






あ。あたしも部屋に戻るんだった。






あたしは部屋に戻ってきて、ケータイを開いた。





【着信1件・母】が画面に表示されてる。





丁度いないときにかかってきたんだな。





かけ直した方がいいか?





…いや、いいか。





たまには、あたしなんか忘れて父さんとゆっくりしてほしい。






ケータイを閉じて、ベッドに転がった。





今の時間は6時。




あと1時間でメシか。






それまで寝よう。






あたしは鍵を確認してから眠りについた。






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